「95歳の語りべ 終戦から77年 友と見た戦場の記憶」

ご門徒の神名川さんにお寺にお越しいただき、本堂から築港小学校4年生と6年生の教室にZoomミーティングで、「95歳の語りべ」を配信させていただきました。また、後半に質問コーナーを設け、神名川さんと子どもたちとの対談を行いました。
当初、子どもたちは来寺の予定でしたが、新型コロナのオミクロン株による「まん延防止等重点措置」発令中のため、オンラインでの取組みになりました。
以下は子どもたちからの質問です。
 
①一番苦しかったことは何ですか。
②戦時中、どんなものを食べていましたか。
③捕虜の時には、どんなものを食べることができましたか。
④戦争から帰って、一番はじめにしたことはなんですか。
⑤どこで寝泊まりしていましたか。
⑥捕虜中には、どんなことをしていましたか。
⑦戦争中でも、楽しいことがありましたか。
 
ロシアは24日、ウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、現在もロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いており、尊い命が奪われ、悲惨な事態となっています。武力を行使する戦争は、人々を不安と恐怖におとしいれ、不幸に落し込みます。断じて戦争を容認することはできません。
 
神名川さんはお参りに伺うと戦時中の話をよく聞かせてくれます。目の前で命を落とした戦友の爪や遺髪を戦友の故郷の親にとどけた辛い経験を話してくれたこともありました。95歳の高齢ではありますが、次代を担う子どもたちに神名川さんの体験を聞いてもらうため、今回の語りべをお願いしました。
戦争体験の話を通じて、子どもたちに悲惨な戦争の歴史と平和を願うこころを培ってもらいたいと思います。
 
築港小学校6年の担任の赤木先生に相談し、太平洋戦争の授業を行っていた時期に合わせました。
日本にも悲惨な戦争の歴史があります。
戦争からは不幸しか生まれません。
悲惨な戦争を二度と繰り返すことなく、平和であることの有難さに感謝できる大人に成長してもらいたいと思います。

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